目次



プラトンの正義論


第一節 神話的背景
第二節 固有の仕事と共通の仕事
1 固有の仕事
(1) 利他論
(2) 自利(幸福)論
(3) ソクラテスの固有の仕事
2 共通の仕事
(1) 国家の節制
(2) ソクラテスの国家の節制
(3) 個人(魂)の節制
(4) ソクラテスの個人(魂)の節制

第一部 神話的背景
第一章 正義は仕事
 正義は仕事 固有の仕事 健康な国家 熱病性国家 共通の仕事 ピュシス依拠説
第二章 仕事は罰
 仕事は利他 仕事は自損 仕事は自利 仕事は罰 罰は自利
第三章 魂の知的部分の罰と罪−−洞窟の比喩と天界神話
 罰は無教育(洞窟の比喩) 病気の四国家と四人間 天界の罪
第四章 魂の知的部分の仕事−−罰と救済
 罰は仕事 教育 救済
第五章 国家の民衆(魂の欲求的部分)の罰−−熱病性国家と病気の三国家
 罰は衣食住と被支配の欠如 病気の三国家
第六章 国家の民衆(魂の欲求的部分)の罪−−ヘシオドスの諸神話
 黄金時代 メコネの罪
第七章 国家の民衆(魂の欲求的部分)の罰−−パンドラおよび五時代説話
 罰はパンドラと瓶 鉄の時代
第八章 国家の民衆の仕事−−罰と救済
 仕事は罰 仕事は救済(最優秀者支配制国家) 仕事は罰(鉄の時代) 仕事は救済(正義の都市)

第二部 正義論
第一編 ケパロスの正義論
第一節 老いについて
1 ケパロスの仲間
2 ケパロス
 性格と正義・不正
第二節 お金について
1 老いとの関連
2 金儲けを仕事とする種族
3 大金の最大の善
 ケパロスの資産 来世の神話 大金の有用性 ケパロス評
第三節 正義の規定
 無条件の正義 正義は利他 条件付きの正義 ケパロス評
第二編 ソクラテスと四人の正不正論
第一章 正義利他論
第一節 ポレマルコスとの議論
1 シモニデスの正義
 借りの返し 友に善 敵に悪 無条件化 正義は悪
2 正義技術論
 正義は技術 友に善、 敵に悪 戦争術
3 平時の正義
(1) 友に善
 有用の技術 契約(共同)
(2) お金をめぐって
 お金の契約 売買
(3) 共同
 取引 共同体 固有の仕事 共通の仕事
(4) 保管術
 お金の保管 不用な物の技術
(5) 正義(技術)の無条件化
 技術の不特定化
(6) 窃盗術
 守る 盗む 敵を害する技術の排除
4 正義徳論
(1) 正義の対象
 友は善人、 敵は悪人 思われの排除 担い手の無条件化 対象の無条件化
(2) 徳利他論
i 害は不正
 馬の善さへの害 人間の徳への害 正義は徳 音楽術 暖
ii 正義徳論
 正義(徳)の人は善い人 正義は善さ(徳)の付与(徳化)
iii 万人利他論
第二節 トラシュマコスとの議論
1 トラシュマコスの正義法律論
 強者の利益 強者は支配者 正義法律説
2 ソクラテスの技術利他論
(1) 立法術
 技術の二面性 支配者は技術者 技術者は無謬
(2) 技術利他論
 技術は利他 支配術は利他
3 ソクラテスの技術起源論
(1) 技術創出の由来
(2) 技術は自利無用
 技術は完璧
(3) 技術は利他
 技術は利他 支配は利他 支配者は技術者
4 トラシュマコスの技術自利論
(1) 技術自利論
 羊飼い術 立法術
(2) 不正自利論
 技術は不正 技術の二面性
(3) 僭主論
 僭主 不正の規定
5 ソクラテスの報酬獲得術
(1) 技術利他論
(2) 報酬獲得術
 技術(自損)の報酬 報酬の技術 報酬の罰 技術の義務化
6 正不正と知恵
(1) トラシュマコスの不正知恵論
 厳密な意味での立法術 正不正と徳 正不正と知恵
(2) ソクラテスの正義知恵論
 正しい人 不正な人 知識がある人 知識がない人 知恵は徳 正義と知恵 三つの問題 第一と第二 第三 固有の仕事への布石 報酬獲得術の正不正
7 正不正と力
(1) トラシュマコスの不正力論
(2) ソクラテスの正義(節制)力論
 集団と個人 協調の技術 不正は不和 完全な不正 協調の正義 不正な集団および集合体 共通の仕事への布石
第二章 正義自利論への転換
第一節 グラウコンとの議論
1 ソクラテスの正義自利論
 善の三分類 正義は第二分類
2 正不正「それ自身」
 「魂の内」の力
3 グラウコンの正義法律論
(1) 正義の規定と起源
 二種の不正 民主制の法律 法律の利益
(2) 正義は善(得)でない
(3) 不正は正義より善い
4 グラウコンの不正論
(1) 不正の規定と起源
 不正の規定 不正の起源
(2) 不正は善
(3) 不正は正義より善い
5 グラウコンの不正技術論
6 「魂の内」の正不正
(1) グラウコンの「魂の内」の不正
 「魂の内」の正不正「魂の内」の不正の起源
(2) ソクラテスの「魂の内」の正義
第二節 アディマントスとの議論
1 アディマントスの正不正論
(1) 別種の正不正
 節制 技術 節制と放縦
(2) 別種の正不正とヘシオドス
(3) 放縦とヘシオドスの「犬の心」
(4) 節制とヘシオドスの「分を守る」正義
(5) 正義とヘシオドスの仕事
(6) 不正とヘシオドスの「盗人根性」
 盗人根性
2 正義自利論
(1) 正義「それ自身」の自利の要請
 第一 第二 第三 第四
(2) 節制の自利
(3) 仕事の自利
(4) 自利と自損の矛盾
第三章 正義自利(幸福)論
第一節 トラシュマコスの不正幸福論
 僭主の幸福
第二節 ソクラテスの正義(徳)幸福論
1 立法(知恵)家の幸福
 生きる 善く生きる 立法家
2 専門家一般の幸福
 技術者一般 兵士
3 秩序(節制)の担い手の幸福
第三節 グラウコンの不正幸福論
1 ソクラテスの正義幸福論の矛盾点
2 不正「それ自身」の善
3 民主制での最大の幸不幸
 正不正の評判 最大の幸不幸 僭主制との比較
4 ソクラテスの幸福論の補足
第四節 アディマントスの不正幸福論
1 正不正「それ自身」と損得
2 正不正の評判
3 神々の評判
 正義の評判 不正の評判
4 不正幸福論
(1) 幸福の手段
 正義の評判 不正の隠蔽 偽善 免罪
(2) 幸福の順位
 大物政治家の幸福 弱者の不幸
5 ソクラテスの幸福論の補足
第四章 ヘシオドスの罰論
1 ヘシオドスへの遡及
2 罰と非神話化
(1) 仕事と正義
 メコネの罪 正説の罰 非神話化
(2) 盗人根性と不正
 逆説の罰 非神話化
(3) 「犬の心」 と放縦
 逆説の罰 非神話化
(4)「分を守る」正義と節制
 正説の罰 非神話化
3 自利と自損の矛盾
(1) 仕事の自利と自損
(2) 節制の自利と自損
第三編 ソクラテスの正義論
第一章 仕事利他論
第一節 国家の建設
1 正義と担い手
(1) 二種類の正義
(2) 仕事と担い手
(3) 国家の起源
第二節 民衆
1 衣食住の欠如
 原因 分業
2 利他
3 仕事の起源
 天性 パンドラ説話 非神話化
4 健康な国家
 真なる国家
第三節 兵士(補助者)
 熱病性国家 不必要な欲求 天性
第四節 支配者(守護者)
1 天性
2 利他
 気遣い 実行力
第二章 仕事自利(幸福)論
第一節 幸福
1 国家の三構成員
(1) 補助者
 固有の仕事 共通の仕事
(2) 民衆
 固有の仕事 共通の仕事
2 国家
 共通の仕事 固有の仕事
第二節「一」
1 人間
 一の欠如 神話的背景 正説の罰 幸福
2 国家
 一の欠如 一の充足 神話的背景 固有の仕事 共通の仕事 幸福
第三章 国家の正義
第一節 固有の仕事
1 国家の知恵
 守護者の知恵 守護の知識
2 国家の勇気
 補助者の勇気 恐ろしいもの 保持 教育
3 衣食住の生産
4 固有の仕事
 相互介入可『プロタゴラス』の神話
第二節 共通の仕事
1 節制
 節制の概念 ピュシス依拠説 支配の合意 節制の付与 共通の仕事
2 節制(徳)の配分方法
 節制の徳 正義による付与 万人に付与 魂の三部分に付与
第三節 国家の正義
1 国家の正義
 固有の仕事 三構成員の仕事 正義の通念 仕事は天性 正義は三徳の力 力は資質の 「善さ」 正義はピュシスに依拠 正義は学
2 国家の正義の検証
 正義の通念 国家の不正 国家の節制
第四章 個人(魂)の正義
第一節 個人(魂)の正義
1 徳の担い手
(1) 知恵、 勇気、 正義
 魂の三部分の細分化 相互介入不可 魂の三部分と徳
(2) 節制
 知的と気概的部分 欲求的部分 相互介入可
2 個人(魂)の正義
(1) 固有の仕事
 知恵 勇気
(2) 共通の仕事
 節制
(3) 個人(魂)の正義
 相互介入不可 三部分の徳は不可 固有の仕事説は不可
(4) 個人(魂)の正義の検証
 正義の通念 相互介入不可 利欲の不正 節制(共通の仕事) 正義の影像

第二節 個人(魂)の正義の再規定
1 個人(魂)の正義
 正義の実像 個人(魂)の正義
2 正しい外的行為
(1) 節制を欠く魂の外的行為
(2) 節制を有する魂の外的行為
(3) 支配の知恵
 支配の知識
3 不正な外的行為
(1) 公的な外的行為
 固有の仕事 共通の仕事
(2) 私的な外的行為
(3) 支配の無知
4 個人(魂)の不正
5 ピュシス依拠説
 行為と結果 類比関係 本性に依拠 正義と学問 病気と囚人 五国家 魂の節制 魂の放縦
6 正不正の損得
結 び
第一節 無条件の正義
1 無条件化の経緯
2 仕事はピュシス
3 仕事は正義
第二節 正義利他論
第三節 正義自利論
1 国家の正義
 固有の仕事 共通の仕事
2 個人(魂)の正義
 共通の仕事
3 正義の意味
 国家の正義 個人(魂)の正義
第四節 自利幸福論 317
 正義 「それ自身」
1「一なる魂」
 共通の仕事 「一なる魂」 神話的背景 幸福
2「一なる人間」
 自利 固有の仕事 神話的背景 幸福
3「一なる国家」
 神話的背景 幸福
第五節 正義と「善のイデア」
1 最終目的
 人間 国家
2「善のイデア」
(1) 人間
 守護者 民衆
(2) 国家

あ と が き
索 引

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